méduse

妄想の中を浮遊するくらげ

精神的なもの

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病院に定期的に通院をしている

 

普通の生活は何となくできているが


一人で外出はしない

 

なにかあるかもしれないからだ

 

なにかはなにかだ

 

 

だからか病院の先生から


カウンセラーを紹介された

 

精神的なケアをしてもらえるよ

 

お話ししてみて

 

 

カウンセラーはわたしより


ずいぶん年配の女性だった


 

今の状態今の気持ち


過去の状態過去の気持ち

 

未来の状態未来の気持ち


なんだかいろいろ聞かれた

 

 

 

そう・・しばらく黙って考えていた

 

 

 

わたしは努めて真面目に答えたが

 

もしかして


彼女の気に障ったかもしれない

 

彼女の経験上では


珍しい患者かもしれない

 

でもわたしはわたし

 

 

 

彼女とわたし


良い関係になれたのかしら?

 


確かめることもなく


紙を渡され部屋から追い出された


 

紙には次回の予約日だけ書かれていた

 

次回の予約は半年後だ

 

 

わたしの精神的なものは


どうなんだろうか?

 

分からないがそっとしておこう

 

 


半年後また彼女の


その不釣り合いな髪の色を見に行こう

 

 

 

 

 

 

~はじめまして~

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