méduse

妄想の中を浮遊するくらげ

花仕事

f:id:fimakuu:20180222191931j:plain



お花仕事は好き

生きているものを扱うのは神経を使う

丁寧に葉を落とし、茎を洗い水揚げする

わたしの指先まで綺麗にみえる


ここをぞんざいに扱うとお花の寿命が

たちまち短くなる


折角綺麗に咲いてくれていい匂いを放ち

美しい姿を見せてくれている

そのまま佇んで欲しい


わたしを包んでくれている香りを

身にまとい幸せな夢を見る


わたしも美しく佇んでいると錯覚しながら


もうそんな淡い気持ちは失ってるはずだが

この香りのせいにするわけではないが

わたしを優雅な世界に導く


ひとときのわたしの贅沢

わたしの小さなしあわせ



またひとつ手にいれる







~はじめまして~
fimakuu.hatenablog.com