méduse

妄想の中を浮遊するくらげ

友達との距離

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友達と距離を取っていた時期

 

 

心配してくれているのはわかるが

 

会いたくなかった

 

 

 

かわいそうと思われているその顔

 

私が救ってあげると意気込んでいる顔

 

卑屈になっているのはわたし

 

 

だけど友達も自分でなくて良かったと

 

思っているはず

 

 

わたしでもそう思う

 

遠くの戦争や紛争をTVで見てて

 

自分の境遇の平和さを思うもん

 

 

 

 

ゆっくりと氷が解け始めたのは

 

友達もいろんな事で悩んでると

 

教えてくれて知った時

 

 

友達が嗚咽と涙と一緒に

 

つらい気持ちを吐き出している時

 

わたしが友達を慰めていた

 

 

わたしはなんで自分だけがーーーー

 

と叫んでいたが

 

みんな叫んでいる

 

血を吐いて叫んでいるに気づかないだけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~Épilogue~

人の不幸は蜜の味

そう思っている人もいるが

たいていの人は心より心配してくれる

忙しい日常の中

わたしを思い出してくれる

友達の心の中でわたしは生き続けている

これからもたぶん

 

 

  

 

 

 

  

 

 ~はじめましての記事~

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