さんぽ
さんぽは好きだ
歩いていると足が元気になる
いつもは足はあんまり役に立たない
冷たく硬い足
じっと動かない足は足ではない
足は飾りではない
動くうちは足を元気づける
こんな都会の道路ではなく
どこかの森の中を歩いてみたい
森の匂いを感じてみたい
樹に触れて静かにたたずむ
鳥の声もするのだろうか
森を想像して緑色の多さに気づく
色の名前はわからないが
色は見えている
見えているのがすべて
わたしのすべて
~Épilogue~
付き添いの人と近所をおさんぽするのが
わたしの日課
歩けないわけではないが
外に出るのがおっくうですし
知ってる人に会わないのに人を見るのが嫌でした。
なので森の中をお散歩していると妄想したら
幾分おさんぽが好きになりました
おさんぽと言う響きもいい
~はじめまして~